UUAのモラレス会長(中央)、ラウフ師と言葉を交わす光祥次代会長
米国ノースカロライナ州シャーロット市で開催されたUUA(ユニテリアン・ユニバーサリスト協会)の「50周年記念総会」に出席した庭野光祥次代会長は、6月24日、全体会議でスピーチ(要旨別掲)したほか、総会期間中、UUAの幹部や諸宗教者らと懇談を重ねました。また、オクラホマ教会を訪れ、現地の会員と交流しました。
6月22日、光祥次代会長はシャーロット市内のホテルでUUA女性国際評議会のメンバー5人と懇談。バーバラ・ビーチ同評議会会長から同評議会が進める女性の教育やヘルスケア、暴力防止、性差別の撤廃といったプロジェクトの説明を受けました。
光祥次代会長は、活動の重要性に触れた上で、活動を通して精神的、宗教的に向上する大切さ、女性の家庭での役割などについて語りました。
さらに、東日本大震災で多くの人が犠牲となった一方、日本人の心が一つになり、一人ひとりの善き心を素直に出せる機会にもなったと説明。ビーチ会長は、「気づき、目覚めは祈りや宗教そのもの。人生の課題は神さまの贈り物であり、問題を通して自分が高まれる」と述べました。
光祥次代会長は24日、同ホテルで、UUAのピーター・モラレス会長、イスラームと西洋の関係改善に取り組む団体「コルドバ・イニシアチブ」の創設者イマム・フェイサル・アブドゥル・ラウフ師と懇談しました。
モラレス会長は、他の宗教や文化に対する恐れが人々の出会いを阻害しており、その恐れを乗り越え、新しい対話の文化を築く大切さを語りました。
ラウフ師は、すべての宗教に共通するものは平和や愛への「祈り」であり、人は他とのかかわりなしには生きられない存在であることを強調しました。
光祥次代会長は、宗教協力は自然なものという環境の中で育ってきたことを伝えながら、「そのように世界の子どもたちを育てていく必要があると思います。その意味で母親の役割はとても大きい」と述べました。
光祥次代会長はこのほか、国際ゲストなどのレセプションに出席。また、ミードビル・ロンバード神学校のリー・バーカー学長と懇談しました。
オクラホマ教会を訪問
光祥次代会長は同25日、オクラホマ教会を訪れ、会員約30人と交流しました。会員たちは、入会のきっかけや、サンガの家庭的な温かさ、法座、先祖供養、菩薩行などを通して幸せを感じられるようになった喜びを次々と発表しました。
光祥次代会長は、その一つひとつに真剣に耳を傾けながら、「法華経を日常生活に生かすことがとても大事だと思います。開祖さまの教えは全世界に通じる素晴らしいものです。私も皆さんと一緒に学んでいきたい」と述べました。
<オクラホマ教会会員の発表から>
デイブ・ローズ(63)
家庭的なサンガの温かさに引かれ、教会に通うようになりました。教えを生活に生かし、サンガと共に修行する中で、人生のすべてが違って見えるようになりました。以前だったら耐えられなかったような苦しみや悲しみに出遭っても、それにのまれることなく、客観的に見つめ、受け入れられるようになりました。
キャシー・スペングラー(54)
人間は一人ひとりが孤立しているのだと思っていました。しかし、教会でサンガと交わることによって、みんながつながっているのだと感じられるようになりました。
教会に来て、小さなことにも喜べるようになりました。
アニー・アベリル(51)
先祖供養にはとても驚いています。これまで多くの愛する方々を亡くしました。先祖供養をすることで、その方々がそばにいるように感じられ、自分とつながっていると思えます。
佼成会にいると、自分自身がよく分かります。すると、自分が何をしたらいいのかが自然に見えてくるのです。
フラ・ブライアント(38)
エンジニアをしています。仕事では、いかに話のポイントを伝え、強調し、相手を納得させられるかが求められます。しかし、佼成会では逆に、ほかの人の話を理解することが大事です。人の話をじっくり聞かせてもらう中で、実は自分自身が答えを見つけられることがあるのです。
スティーブ・ハドソン(51)
相手の話を心を落ち着けて聞くところに魅力を感じます。それがその人を助け、救い、導くということだと思います。
オクラホマ教会の会員たちは、光祥次代会長を迎え、教えによって幸せな人生を歩む喜びを報告した
(2011.07.08記載)
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年