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2011年09月05日 事務庁舎屋上に太陽光発電装置を設置 関係者集い「送電式」

立正佼成会事務庁舎屋上で進められていた太陽光発電装置の新設工事が完了し、9月5日に「送電式」が行われました。教団職員、工事関係者が見守る中、渡邊恭位理事長、川端健之総務局長により、太陽光で発電された電気を直流から交流に変換するパワーコンディショナーの運転スイッチが押され、本部施設への供給が始まりました。
同屋上には、横150センチ縦99センチの太陽電池モジュール(パネル)48枚を組み合わせた装置を2機配置。計96枚のパネルで発電される電気は、最大で20キロワットに上ります。


大聖堂4階に設置されたモニターを見学する渡邊理事長。日射強度や発電量などを知ることができる

本会では平成15年から電力の削減に努め、21年に国際標準化機構の定める「ISO14001」を取得し、具体的な節電の数値を定めて環境問題への取り組みを進めてきました。こうした環境に配慮した取り組みが徹底されてきたことを踏まえ、昨年、太陽光発電による再生可能エネルギーの導入を決定。当初は2年がかりで設置を進める予定でしたが、東日本大震災に伴う電力不足を防ぐため、今夏に策定された「本部節電計画」に盛り込まれ、前倒しで工事が進められました。
工事は7月10日に着工し、8月末日に完了。機器の調整期間を経て9月5日に「送電式」が行われました。当日、あいさつに立った渡邊恭位理事長は工事関係者に謝意を表すとともに、「今回の太陽光発電は全国の会員さんに伝わると思います。日本の電気、電力について考える機縁の一つになればありがたい」と述べました。
太陽光発電の設置に伴い、大聖堂4階と事務庁舎1階に発電システムを表すモニターが設置されました。外気温度、日射強度、二酸化炭素削減量、直流と交流電力、総積算発電電力量を見ることができます。

(2011.09.09記載)