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2011年09月16日 新宗連主催「東日本大震災犠牲者慰霊並びに復興記念祭」


教団別の礼拝では、光祥次代会長を導師に、慰霊の誠を捧げ、復興を祈念した

新宗連(新日本宗教団体連合会)主催の「東日本大震災犠牲者慰霊並びに復興祈念祭」が9月16日午後、宮城・石巻市の日和山公園(鹿島御児神社境内)で行われ、加盟教団の代表約100人が参集しました。立正佼成会からは庭野光祥次代会長、渡邊恭位理事長、林總太郎首都圏教区長らが参列しました。

石巻湾と市内を一望する鹿島御児神社の一角に、慰霊塔と祭壇が設けられました。祈念祭では冒頭、新宗連理事長の岡野聖法師(解脱会法主)と同名誉理事長の深田充啓師(円応教教主)が、祭壇に花輪を献じました。
続いて、岡野理事長が「東日本大震災犠牲者慰霊並びに復興祈念のことば」を奏上。「家族や親しい人たちと最後の言葉を交わすこともなく亡くなられた皆さま方の苦しさ、無念さを思うとき、今なお胸が押しつぶされる思いがいたします」と哀悼の意を表しました。
続けて、犠牲者の御霊(みたま)の平安と遺族の安心(あんじん)、被災地の早期復興を祈り、支援の輪を広げる意思を表明。また、「私たちは、大震災を、宗教者としてより多くのことに気づき、学び、行動する、その大きな教訓としてまいります」と、宗教者としての使命に触れました。さらに、宗教団体相互の協力と実践、祈りと行動によって「すべてのいのちを尊ぶ世界」の実現に向け努力していくことを誓いました。
このあと教団別礼拝が行われ、17教団がそれぞれの儀礼に従い、祈りを捧(ささ)げました。途中、大震災の発生時刻に合わせ、参列者一同が黙とう。引き続き礼拝したあと、全員が祭壇に菊花を手向けました。
新宗連副理事長の保積秀胤師(大和教団教主)が閉会あいさつで感謝を表したあと、新宗連青年会(新日本宗教青年会連盟)の代表が追悼祈願文を奏上。同委員長の保積志弘師(大和教団統理)が、13日から16日午前まで福島、宮城、岩手の3県11カ所で行った祈りの行脚について報告しました。

(2011.09.22記載)