平成23年度「一食(いちじき)ユニセフ募金」の贈呈式が11月21日午後、事務庁舎で行われ、泉田和市郎青年本部長から日本ユニセフ協会の早水研専務理事に目録が手渡されました。昨年11月1日から今年10月31日までに全国で寄せられた募金の総額は、2726万9446円。同協会から菊川穣団体・組織事業部係長が、立正佼成会から黒澤將雄青年本部次長が同席しました。
青少年部員が中心となり、今年も「一食ユニセフ募金」に取り組んだ(写真は練馬教会の「青年の日」の活動から)
本会のユニセフ支援は、国際児童年にあたる1979年からスタートしました。今年で33年目。これまで街頭募金やチャリティーバザーなどさまざまな活動の中で市民から寄せられた浄財は、ユニセフ本部(ニューヨーク)を通じて教育、保健衛生、栄養など各分野で、また緊急支援として紛争や自然災害などの影響で厳しい状況に置かれた子どもたちのために役立てられてきました。
今年度の「一食ユニセフ募金」のテーマは『紛争から子どもたちを守りたい』(2010年より3カ年継続)。このほど贈呈された浄財は、ユニセフがWCRP(世界宗教者平和会議)と共同で実施する、フィリピン・ミンダナオ島やケニアなどでの「宗教者による紛争下・後の子ども保護」事業に充てられます。
21日の贈呈式の中で早水専務理事は、長年にわたる支援とともに、東日本大震災が発生し、被災地への援助活動を行いながらも、世界の紛争下・後の子どもたちへも思いを寄せ「一食ユニセフ募金」に取り組んだ本会に対し、深い謝意を表明。世界の困難な状況にある子どもたちのために尽力すると語りました。
さらに早水専務理事は、震災直後、同協会が飲料水の配布など緊急支援活動を展開するにあたり、本会の仙台、石巻、釜石の各教会から協力を得たことを報告し、感謝を述べました。
これに対し、泉田青年本部長と黒澤次長は、本会の「こころ ひとつに」プロジェクトなどについて説明。さらに「心のケア」の大切さなどについて、早水専務理事、菊川係長と意見を交換しました。
(2011.12.02記載)
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