WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の「第113回評議員会」並びに「第119回理事会」が1月27日、法輪閣でそれぞれ開催され、評議員会に37人、理事会に12人が参加しました(それぞれ委任状提出者を含む)。立正佼成会から同日本委理事長の庭野日鑛会長、同評議員の渡邊恭位理事長、根本昌廣外務部長、菊池宏枝管理部長が出席しました。
評議員会では、冒頭、庭野理事長があいさつ。今年、第9回世界大会や公益財団法人への移行が予定されていることを踏まえ、役員、加盟教団の一層の協力を求めました。
審議事項として「平成24年度事業方針案」「同事業計画案」「同予算案」が検討、承認されました。「ネットワーク化」「啓発・提言活動」「平和教育・倫理教育」「人道的貢献」の四つを行動指針に、諸事業が進められます。
公益財団法人への移行に関しては、移行認定申請書類を内閣府に提出したことが報告されました。申請が承認されれば、同日本委は4月1日から新法人としてスタートします。
また、内戦が終結したスリランカの諸民族・諸宗教間の融和に向けたプログラムとして、3月に同国の諸宗教代表団を受け入れることが了承されました。同プログラムはWCRP国際委員会主催によるものです。同国際委は2002年にスリランカ仏教四法王の来日を主導し、その後も同国の諸宗教協力の推進に取り組んできました。今回、同国の諸宗教代表団と日本の宗教指導者、政治指導者との懇談などが予定されています。
このほか、今年25周年を迎える比叡山宗教サミットに後援団体として協力することも承認されました。
報告事項では、東日本大震災復興支援として3月から「WCRP震災復興キャンペーン」を実施することや、第9回世界大会の準備状況、婦人部会30周年記念事業の概要などが伝えられました。
評議員会に続き理事会が開催され、評議員会と同様の議題が審議され、すべて承認されました。
(2012.02.03記載)
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