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2012年01月20日 誓願を胸に寒修行 善き友・サンガと手を携え


今年も大聖堂には多くの会員が参集し、読誦修行に励んだ

『法華三部経』全巻を通読する「寒中読誦(どくじゅ)修行」(寒修行)が、1月20日から2月3日までの15日間、大聖堂はじめ全国の教会道場などで行われました。日本海側を中心に記録的な大雪に見舞われた今年、各地では路面が凍結する早朝を避けるため夜間への時間変更や、最寄りの法座所や会員宅での実施など対応がなされました。会員たちは読誦修行を通じて本仏の願いをかみしめ、自らの一年の誓いを心に打ち立てました。


青年部がお役を務めた佐原教会。一年の決意を込めた会員たちの熱の入った声が道場内に響いた

今年も「青少年育成」や「布教態勢の新生」を踏まえ、若手を中心にお役を担当する教会が多く見られました。各教会では期間中の各日、青年男子・女子部や婦人部などの部別、主任や組長などのお役別にお役者を編成。安城教会では加えて、今年厄年を迎えた会員がお役を務める日を設けました。掛川教会ではこれまでに導師を務めたことのない組長が導師を担ったほか、水戸や大田など多くの教会で少年部員がお役を務めました。
「ご宝前を中心とした家庭づくり」に重点を置いたのは長岡教会です。期間中の前半5日間を各家庭で実施。それぞれが家族と共にご宝前に向かいました。
東日本大震災による液状化の影響で、昨年9月まで教会道場が閉鎖されていた佐原教会でも、例年通り寒修行が実施されました。1月25日、教会道場には約140人が集い、青年部員がお役を務める中、読誦修行が行われました。木鉦(もくしょう)を務めた青年部員は、「三部経を読むのは初めてだったので、今日まで猛特訓しました。読誦を通して、これからまた頑張ろうという前向きな気持ちになれました」と感想を話しました。同震災の被害が大きかった石巻、釜石など各教会でも教会道場や会員宅で寒修行が行われました。

(2012.02.03記載)