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2012年03月31日 WCRP日本委員会青年部会が幹事会・総会・学習会

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会青年部会の「第188回幹事会・平成23年度総会・学習会」が3月31日、東京・杉並区の大宮八幡宮清涼殿で開催されました。10団体から幹事ら16人が参加。立正佼成会から同青年部会幹事を務める黒澤將雄青年本部次長が出席しました。

総会を前に、出席者は大宮八幡宮の本殿を正式参拝。全員で祈りを捧げた後、鎌田紀彦宮司から神社の歴史や施設について説明を受けました。
総会では、同委員会が公益財団法人として内閣府から認定を受け、4月1日から新法人としてスタートすることが発表され、新法人移行後の同青年部会の位置づけや、正会員、準会員の区分を「青年会員」に統一することなどが審議、承認されました。このほか、同23年度の事業報告に続き、23年度の事業計画案として同日本委による「震災復興キャンペーン2012」の概要が説明され、「震災を忘れない」ための祈りと行動の大切さが確認されました。
このあと学習会が行われ、『東日本大震災における宗教者の役割』をテーマに同日本委震災タスクフォース責任者の根本昌廣本会外務部長が講演。震災発生の翌日から被災地に入り、安否確認や支援物資の運搬に携わった救援活動や同日本委を中心に展開された募金活動を振り返り、祈りとともに「被災者と共に歩み、行動することが大切」と伝えました。
その上で、本年度の事業計画案である震災復興に関する取り組みを紹介。宗教者の役割は「失われたいのち」「今を生きるいのち」「これからのいのち」という「いのちの縦軸」をしっかり認識し、「隣人として、家族として、同じ人間として寄り添い続けること」と強調。大きな潜在能力を持っている宗教界が心をひとつに、社会資本となっていくことが何より求められていると話しました。

(2012.04.06記載)