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2012年04月26日 庭野平和財団「水俣現地学習会」 地域活性化の歩み学ぶ

庭野平和財団の「水俣現地学習会」が4月26日から28日まで行われ、14人が熊本・水俣市を訪れた。立正佼成会から中央学術研究所の川本貢市所長らが参加しました。

同財団はこれまで、GNH(国民総幸福量)に関するシンポジウムなどを通じて、豊かさについて考える機会を提供してきました。同学習会はこの一環として行われ、水俣病の経緯や環境モデル都市になるまでの歩み、地域活性化につなげる取り組みを学ぼうと実施されました。
26日、水俣病センター相思社で、水俣の再生に尽力した吉井正澄元市長が講演。水俣病の発生や被害拡大の経緯、住民間の融和と環境の再生に取り組んだ歩みを紹介しました。
翌27日は、山間部の頭石(かぐめいし)地区で「村丸ごと生活博物館」の取り組みを見学。水俣病患者が自身の体験や公害の実情について話しました。
28日には中央公民館で「地元学」の提唱者である吉本哲郎氏が講演。地域の活性化には、住民が地元の良さを発見していくことが大切と述べました。

(2012.05.11記載)