2012年06月02日
西アフリカ・サヘル地域の大干ばつ被害に一食平和基金から緊急支援
立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)は2日、西アフリカのサヘル地域(サハラ砂漠南縁部)を襲っている大干ばつの被害に対し、300万円の緊急支援を決定しました。浄財は、現地で救援活動を続けるWFP(国連世界食糧計画)に寄託される予定。
同地域は今年、過去10年で最大の干ばつに見舞われています。農作物や家畜に大きな被害が出ており、現在チャドやマリなど約7カ国で1500万人以上が深刻な食糧難の状況に置かれています(国連人道問題調整事務所調べ)。特に、多くの乳幼児が栄養失調で命の危機に直面しており、緊急な支援が必要です。
こうした状況を踏まえ、WFPでは、同地域の被災者に食糧支援を実施。乳幼児や妊婦には栄養強化食品も配布しています。このほか、地域住民と共に灌漑(かんがい)用水路の建設といったインフラ整備を行っており、同基金からの浄財はその費用に役立てられます。
(2012.06.08記載)
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