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2012年06月16日 タンザニア 子供達に明るい未来を 「GNRC第4回フォーラム」開催

妙智會教団の「ありがとう基金」(宮本丈靖総裁)による「子どものための宗教者ネットワーク(GNRC)第4回フォーラム」が、6月16日から18日まで、タンザニア・ダルエスサラーム市のホテルで行われました。テーマは『貧困をなくし、子どもたちを豊かにする――啓発、行動、変革』。64カ国から宗教者をはじめ国連機関やNGO(非政府機関)の代表者ら約350人が参加しました。立正佼成会からは赤川惠一・外務グループ次長が出席しました。

GNRCは、子供たちが安心して健全に育つ環境づくりを目的とした宗教者のネットワーク。同基金の呼びかけで2000年に発足し、その年に東京で第1回フォーラムが開かれました。国連やNGOの協力を得て、各地域で子供たちの問題に取り組み、4年ごとにフォーラムを開催しています。
16日の開会式では、同基金インターナショナルの宮本けいし理事長(妙智會教団理事長)があいさつ。続いて、タンザニアのジャカヤ・ムリショ・キクウェテ大統領が開会を宣言しました。
このあとのフォーラムでは全体会議やテーマ別グループセッション、地域別会議を実施。『質の悪い統治――汚職をなくすためのパートナーシップの構築』『戦争と暴力――子どもに対する暴力をなくす』『不均衡な資源の分配――すべての子どもに公正な機会を与える』の3テーマを基に子供たちの状況が説明され、成育環境改善の方策について意見が交わされました。
18日には平和の祈りが捧げられ、困窮下にある子供たちの生活を改善する「ダルエスサラーム宣言」が発表されました。
なお、これに先立つ14、15の両日には「子ども事前会議」が行われました。

(2012.07.06記載)