WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会青年部会の「サマーキャンプ2012」が8月24日から26日まで、神奈川・横浜市の孝道山本仏殿(孝道教団総本山)、横須賀市の葉山錬成道場(孝道教団)で開催されました。今回のテーマは『Heart to Heart~これから私たちができることfrom葉山~』。15の教団、団体から41人が参加しました。
同キャンプは、加盟教団の青年が相互理解と信頼を深め、宗教対話と宗教協力による平和活動のあり方を探ることを目的に行われているものです。
24日、孝道山本仏殿で行われた開会式では、平和の祈りに次いで、同青年部会の石川清哲幹事長があいさつに立ち、「一生ものの絆をつくってください」と宗教青年同士の触れ合いに期待を寄せました。
開会式終了後、葉山錬成道場に移動した参加者は25日早朝、他宗教体験として孝道教団の五体投地に取り組みました。続いて、ボランティア団体「ひのきしん」の髙橋伸実代表(天理教松山町分教会)が『クローバーのこころ~復興への祈り』をテーマに講演しました。
髙橋師は、東日本大震災での宮城・石巻市の被災状況や救援活動を報告。被災者と触れ合った体験を基に「宗教者は祈りの心を忘れず感謝と助け合いの心を広げていくことが大事」と述べました。
26日、参加者は孝道山本仏殿の大黒堂や仏舎利殿などを参拝。各班の発表のあと、孝道教団第三世統理の岡野正純師が講話に立ち、「宗教は、いろいろな苦しみのある人生において、前に進んでいく力をもたらすものです。心にあるさまざまな迷いを乗り越えて、前に進んでいく手伝いをしていくのが私たち宗教者」と、その役割を強調しました。
参加者の一人は「他教団の青年と出会い、それぞれがしっかりとした信仰心を持っていることを知りました。私自身も信仰心を深めて行動していきたい」と話していました。
(2012.08.31記載)
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