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2012年08月22日 圓佛教(韓国)の青年と学林生が交流 対話重ね、理解深める

8月22日から25日まで韓国の圓佛教(中央本部=全羅北道益山市)の大学生ら18人が来会し、学林本科49期生と「全国大学生塾」(青年本部主管)卒業生合わせて14人と、青梅練成道場で交流しました。

立正佼成会の青年と圓佛教の青年との交流は、今年で6年目。これまで相互に訪問し、それぞれの教えに対する理解を深めるほか、両国の友好や世界の平和実現に向けた青年宗教者の役割などについて意見を交換してきました。
今年も、参加者は互いを理解し合い、両国の平和の架け橋となることを目的にさまざまなプログラムに臨みました。
行程3日目に行われた「ディスカッション」では、現在、竹島の領有権をめぐって両国の対立が深まっていることなども踏まえ、自由な意見交換の場がもたれました。参加者は、「韓流ブーム」による文化交流、相手国に対する印象や学校における歴史教育のあり方、原発問題に関する見解など幅広いテーマについて活発に議論しました。
圓佛教のある青年は、緊張が高まっている現在の両国の関係を「残念」と言い、「今は互いに背を向け合ってそれぞれの主張だけを述べている。顔を見て話をすることで理解し合えるのでは」と発言。本会のある青年は、「韓国は諸外国の中で最も身近に感じる国。より深く知り、学び、友好につなげたい」と話しました。また圓佛教の青年の一人は、東日本大震災の発生にあたり支援を街頭で呼びかけた際、当初は過去の歴史などから取り組みを批判され、賛同が得られなかったが、粘り強く訴えることで多くの協力者が現れたと発表。良い未来に向けて発言や行動を継続する大切さを訴えました。本会の青年たちはこうした体験を受け、青年宗教者の役割を強調。自らの世代が先頭に立ち、両国の未来のため正しい価値観を広めていく大切さを語りました。
参加者はこのほか、互いの教えに関する研修やプロジェクトアドベンチャーなどにも臨みました。
また、25日には庭野光祥次代会長と面会しました。

圓佛教の大学生と学林本科生ら 光祥次代会長と面会

8月22日から青梅練成道場での交流プログラムに臨んでいた圓佛教の大学生、本会学林本科49期生と「全国大学生塾」の卒業生ら37人は25日朝、法輪閣で庭野光祥次代会長と面会しました。
両教団を代表して2人が交流を通しての学びや誓願を発表。これに対し、光祥次代会長は両国の関係が揺れる中で交流できたことを「大きな神仏のお恵み」と述べ、身近な人に思いを寄せ、愛していく大切さなどを語り、青年の活躍に期待を寄せました。

(2012.08.31記載)