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2012年08月29日 「東日本大震災犠牲者慰霊法要」 光祥次代会長があいさつ


光祥次代会長を導師に真心からの法要が営まれた(仙台・荒浜で)

立正佼成会「こころ ひとつに」プロジェクト推進本部(本部長=沼田雄司教務局長)は8月29日、宮城県石巻市と仙台市の2カ所で「東日本大震災犠牲者慰霊法要」を実施、庭野光祥次代会長はじめ同推進本部のメンバー、本部職員など34人が参加しました。法要には石巻、仙台両教会の会員も参列。メンバーらと共に犠牲者の冥福を祈りました。

同推進本部は昨年12月、本会「東日本大震災復興救援本部」を引き継ぐ形で発足。これまで教団による被災地支援の取り組みを進めてきました。今回、宗教者の支援活動として真心からの「慰霊」を行う目的で法要を営みました。
メンバーらはまず、津波により甚大な被害を受けた石巻市南浜町を訪問。東公園跡地に設けられた仮ご宝前で、石巻教会の会員約90人と共に慰霊法要を行いました。
法要では、光祥次代会長導師による読経供養が行われ、光祥次代会長が回向文を奏上。この中で、犠牲者の無念さに思いを馳(は)せるとともに、一人ひとりが日々新たに精進することこそ、諸精霊への真の回向になると強調しました。
続いて、光祥次代会長が「皆さんと一緒に真心でご供養をあげさせて頂いたことを大変有り難く思いました」と述べ、参列者に謝意を伝えました。
このあと、全員で触れ合いの時間が持たれました。同教会総務部長は、「ご供養が土地に染みわたり広がっていくように感じられ、私の心も安らかになりました。ここまで歩んでこられたのも、みんなと一緒だったから。そして、陰で祈ってくれた方々がいてくださったから」と語りました。
メンバーはさらに、津波で住宅が軒並み流された仙台市若林区荒浜地区を訪問。会員の住居跡地に建てられた供養塔前で慰霊法要を行いました。同教会の会員約300人が参列しました。
読経供養、回向文奏上に続き、光祥次代会長があいさつ。「慰霊法要は、亡くなられた方のみ霊(たま)が安かれと祈るとともに、生きている私たちが温かい心、やさしい気持ちを取り戻すためにも大切なものであると感じました」と述べました。 このあと、参列者全員で焼香を行いました。 翌30日には、同推進本部の現地会議が仙台市内のホテルで行われました。

(2012.09.07記載)