インターネットを通じて世界中に同時配信された「ジェンフェスト」。光祥次代会長は4人の青年と共に登壇し、スピーチを述べた
フォコラーレ運動(カトリック在家運動体、本部・イタリア)の青年の祭典「ジェンフェスト2012」が8月31日から9月2日までハンガリー・ブダペスト市内で開催され、庭野光祥次代会長が出席し、スピーチを述べました。祭典のテーマには『Let’s bridge(橋をかけよう)』が掲げられ、世界104カ国から同運動をはじめカトリック以外のキリスト教諸教会、諸宗教の青年約1万2千人が参集。体験の分かち合いや交流を通じ、さまざまな違いを超え、「一致の世界」を目指すことを確認しました。立正佼成会からは、青年代表や学林本科生合わせて22人で構成する「フォコラーレ ジェンフェスト 大志・交流使節団」(団長・泉田和市郎青年本部長)が派遣されました。
閉会にあたり、聖イシュトヴァーン大聖堂前で行われた「平和のための黙祷(もくとう)」。大聖堂前の広場や周辺道路は、青年たちで埋め尽くされた
光祥次代会長は9月1日、各国の青年たちによる貧困や暴力といった社会問題などに対する具体的な実践発表をはじめ、「一致の世界」をテーマとした歌やダンスが披露されたスポーツアリーナのステージに、本会の青年4人と共に登場しました。
同運動の創始者である故・キアラ・ルービック師と庭野日敬開祖との出会いに始まる両団体の交流や、東日本大震災を通して再認識された人と人とのつながりの尊さを「橋」にたとえて紹介。さらに「橋」をかけるためには、「自分を無にしてすべてを相手に差し出すこと」と語りました。
次いで登壇した同運動のマリア・ボーチェ会長は、「一致した世界を築くには、まず自分が変わらなければなりません」と述べながら、青年に寄せる信頼と期待を力説。その上で、大切なものは愛であり、社会や世界を変えるためにただちに身近な人々に対し、愛を与える具体的な実践を始めるよう呼びかけました。
祭典最終日となった翌2日、光祥次代会長は市内の大学で開催された「諸宗教の青年の分かち合い」に参加。青年たちの体験、祭典を通しての気づきや学びなどの発表に耳を傾けました。また、祭典の閉会にあたってブダペスト随一の大聖堂、聖イシュトヴァーン大聖堂前で開催された「平和のための黙祷(もくとう)」ではステージに登壇。エステルゴム-ブダペスト大司教ペーテル・エルド枢機卿や青年の代表らと共に、祈りを捧げました。
なお、同運動の青年は祭典の席上、自らの兄弟愛の実践を誓う署名活動などを含む「一致の世界プロジェクト」をスタートさせました。
光祥次代会長と使節団一行は、市内の大学で催された「諸宗教の青年の分かち合い」に参加(2日)
(2012.09.14記載)
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