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2012年10月24日 法輪閣で「全国社会福祉専門担当者大会」 庭野会長が参加者を激励

「全国社会福祉専門担当者大会」(社会貢献グループ主管)が10月24、25の両日、法輪閣で開催され、全国各教会の社会福祉専門担当者ら216人が参集しました。大会では代表者による取り組み発表や体験説法などを実施。グループ法座では各教会の福祉活動について意見が交わされました。25日には参加者が庭野日鑛会長と面会しました。 

24日、法輪閣で行われた開会式では出射優行布教開発部長のあいさつに続き、3教会の代表者がそれぞれの福祉活動を報告しました。
このあと参加者はグループに分かれ、福祉活動を報告し、成果や課題を分かち合いました。
翌25日、参加者は法輪閣ロビーで庭野会長と面会。庭野会長は、教えを学ぶことによって人格や心を磨くとともに、福祉の取り組みを通して仏の心に近づいていけると語り、参加者を激励しました。
このあとの式典では、会員代表が体験説法に立ちました。2年前に介護者の支援を目的に立ち上げた「ほっとクラブ」の取り組みや、立正佼成会が岩手・釜石市の震災被災者支援活動に協力して進める「こころホット」ボランティアで仮設住宅の入居者と触れ合った体験を紹介。さまざまな出会いを通していのちの尊さに気づいたと語り、相手の心に寄り添う福祉活動を続けていきたいと決意を述べました。
続いて、講話に立った沼田雄司教務局長は、「福祉」には困窮する相手の「満たされない欲求」(Unmet needs)を解決するプロセスとして、「自助」「共助」「公助」があると解説。その上で、福祉担当者は共に助け合う「共助」の役割を担っていると明示しました。また、自らがかつて福祉事務所に勤め、地域の人々と触れ合った経験をもとに、「すべての人が人の役に立ちたいという優しい心を持っている。その優しさを引き出すのが福祉担当者の役割」と強調し、どんな状況でも相手の仏性を拝んでいく大切さを語りました。

(2012.11.02記載)