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2013年01月25日 「こころ ひとつに」プロジェクト 今年の概要発表


本会は今年も被災地の人々に思いを寄せ、復興支援に取り組む(写真は「こころ ひとつに」プロジェクト推進本部会議)

今年初めての立正佼成会「こころ ひとつに」プロジェクト推進本部会議(本部長=沼田雄司教務局長)が1月25日、庭野光祥次代会長出席のもと事務庁舎で開催されました。席上、本年次の東日本大震災復興支援の概要が発表されました。今年は『“ありがとう”をあなたに』をテーマに掲げ、引き続き、物心両面にわたる支援活動を展開します。

今年の復興支援活動のテーマである『“ありがとう”をあなたに』には、思いを寄せる人も、寄せられる人も、互いに相手の存在に対する感謝の思いをかみしめながら、温かい絆を結び、共に歩んでいきたいとの願いが込められています。
会議の中で光祥次代会長は、こうした思いを確認した上で、「開祖さまは、困っておられる人たちのお役に立ちたいという、やむにやまれぬ思いで佼成会をつくられました。私たちもそのような気持ちで、被災地の皆さんのために心をひとつにし、1年間、支援活動に取り組ませて頂きましょう」と述べました。
今年も、復興支援活動のテーマを伝え、復興と布教伝道の一助としてもらうためのポスターが製作され、2月中をめどに各布教拠点に送付されます。ポスターには光祥次代会長がメッセージを寄せています。
震災発生から2年目にあたる3月11日には、大聖堂で「東日本大震災犠牲者慰霊並びに復興祈願法要」が営まれます。本部職員はじめ東京教区の会員が参加。読経供養のあと、被災地でのボランティア活動に参加した会員、被災教会の会員がそれぞれ体験説法を行います。
法要は各教会でも行われ、全国の会員が犠牲者の冥福と被災地の復興を願い、真心からの祈りを捧げます。このほか、3月11日を中心に独自の取り組みを実施する教会もあります。

光祥次代会長 被災地訪問へ

昨年から始まった岩手・釜石市での「こころホット」ボランティアは今年も継続されます。ボランティアは、仮設住宅でのカフェ活動(お茶っこサロン)や見守り訪問を通し、被災者の心に寄り添い、入居者の孤立を防ぐものです。昨年は12カ所の仮設住宅で延べ244回実施され、延べ2758人の入居者が訪問しました。これにボランティアとして職員、会員ら延べ427人が参加しました。
今年も2月中旬から活動を開始。会員も4月以降、毎週末の活動に参加する予定です。同ボランティアは好評を得ており、将来的には現地の人々の自立を見据えた取り組みが続けられます。
さらに、光祥次代会長による被災地訪問(善友隊)も予定されています。光祥次代会長が直接、被災地の会員と触れ合い、交流を深める機会となります。
このほか、被災教会からの要望に応え、本部参拝受入グループとタイアップした「やわらぎツアー」も予定されています。また、随時、物資支援も行う予定。原発や放射能に関する正しい理解を深める学習も進められます。各事業体との連携によるさまざまな支援活動も検討されています。
なお、25日の会議では、昨年5月から約3カ月間、石巻と釜石の両教会で布教実習を行った学林本科生6人による報告も行われました。

(2013.02.01記載)