WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の「第4回理事会・第4回評議員会議案説明会」および「第4回評議員会」が1月30日、法輪閣で開催されました。立正佼成会から同委員会会長の庭野日鑛会長、同理事の渡邊恭位理事長、国富敬二東京教区長が出席しました。
理事会では、杉谷義純同委員会理事長(天台宗宗機顧問)のあいさつに続き、役員人事を審議。この中で、庭野光祥次代会長を特別会員として推戴(すいたい)することが承認されました。
続いて、「平成25年度事業方針・事業計画案」「同予算案」が諮られ、了承されました。来年度は『共にすべてのいのちを守るための祈りと行動』を総合テーマに、「ネットワーク化」「啓発・提言活動」「平和教育・倫理教育」「人道的貢献」の四つの行動指針に基づき事業が進められます。
具体的な事業として、年度内の開催が計画されている第9回WCRP世界大会への参加、IPCR(韓国宗教平和国際事業団)セミナーの受け入れ、原発とエネルギー問題、核兵器廃絶・軍縮、国連ミレニアム開発目標(MDGs)に関する学習と提言、青年部会40周年記念事業、日韓青年交流会などが予定されています。
また、東日本大震災復興事業では、被災地への関心の低下が指摘される中、今年も『「東日本大震災をけっして忘れない」ための祈りと行動』をテーマに、3月から5月まで「東日本大震災復興キャンペーン」が実施されます。岩手・山田町での「東日本大震災の追悼と鎮魂ならびに復興合同祈願式」(3月21日)、3月11日から11日間にわたる「14時46分の1分間黙とう」、復興支援ボランティア(原発事故の影響を受ける子供たちのサポート)、復興支援募金、「復興のための宗教者円卓会議」(福島・郡山市)などが計画されています。
さらに、震災後、被災地で取り組む心のケア、地域コミュニティーの再構築、社会的弱者支援などの復興事業も引き続き実施されます。
理事会ではこのほか、特別事業部門(タスクフォース)や各常設機関の報告が行われました。
理事会に引き続き、「第4回評議員会」が開催され、理事会の承認事項がすべて議決されました。
この後、法輪閣大ホールで「第39回平和のための宗教者研究集会」が行われ、午後5時からは、第二団参会館で「新春の集い」が催されました。
(2013.02.08記載)
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