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2013年02月09日 「新任社会福祉専門担当者教育」第1回 「佼成福祉の基本理念」学ぶ

「新任社会福祉専門担当者教育」(社会貢献グループ主管)の今年次第1回が2月9、10の両日、事務庁舎で行われ、全国から20人が参加しました。

同教育は、「佼成福祉の基本理念」を学び、「物心一如(いちにょ)」の智慧(ちえ)と「自他一体」の慈悲の精神を教会、地域で普及できる人材の育成を目指すもの。
9日の開講式では、出射優行布教開発部長があいさつに立ち、教会や社会で「福祉」の果たす役割が増大していると強調しました。また、観世音菩薩普門品の一節を引用しながら、「神通力」とは人と心を合わせ、相手の心を聞く「傾聴」に通じると解説。「一人ひとりが観世音菩薩のように人に寄り添える福祉担当者になっていきましょう」と述べました。
続いて、『佼成福祉概論』と題して保科和市同グループ次長が、『教会の社会福祉活動について』と題して宮澤由充同グループスタッフがそれぞれ研修を行いました。この中で保科次長は、信仰を基盤に社会福祉の知識を活用し、会員とともに救い・救われの道を歩む大切さを明示。その上で「佼成福祉の基本理念」に触れ、「仏性を礼拝(らいはい)し、心田を耕す菩薩道としての福祉」「いのちを尊び、個性を大切にする福祉」など4項目について説明しました。
翌10日には、東京教育専門学校副校長の下岸幸子氏による『社会福祉概論』の講義が行われました。下岸氏は、福祉の歴史を振り返りながら、法制の成立や発展過程、社会資源などについて解説しました。
同教育は、年間を通して全5回実施されます。

(2013.02.15記載)