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2013年03月02日 東北大でパネルディスカッション「震災と宗教者・宗教学者」 山折氏が講演

北大学大学院文学研究科実践宗教学寄附講座など3団体によるパネルディスカッション「東日本大震災と宗教者・宗教学者」が3月2日、仙台市の東北大学で開催されました。WCRP日本委員会が共催。宗教者や研究者、市民ら約100人が参加、立正佼成会から中央学術研究所の藤田浩一郎室長が出席しました。

当日は、『宗教者と宗教学者は災害とどう向き合うか』をテーマに、宗教学者の山折哲雄氏が基調講演。日本は古来、自然災害が多く、中でも地震は人間のありさまを根底から覆す不条理な災害であると話し、そうした過酷な自然環境を生き抜く中で、日本人の心に海や山を敬う精神が培われたと説明しました。一方、自然に対する畏敬(いけい)の念が薄れた現代社会に対し、日本人本来の宗教性を取り戻すことが宗教者、宗教学者の大切な役割と力説しました。
続くパネルディスカッションでは、同日本委理事の黒住宗道・黒住教副教主ら6人が登壇し、被災地で行った支援活動や被災者との触れ合いの様子を報告しました。

(2013.03.08記載)