2013年09月22日
ニューヨーク「第68回国連総会」ハイレベル会合
「第68回国連総会」に合わせ、9月22日から26日まで国連本部(米国・ニューヨーク)で約130カ国の首脳やNGO(非政府機関)の代表者らによるハイレベル会合が行われ、立正佼成会から国連代表の神谷昌道学林学監がオブザーバーとして参加しました。
今年の同総会は、2年後の2015年にMDGs(ミレニアム開発目標)の目標達成期限を迎えることから、『2015年以降の開発課題――舞台を整えよう』がテーマに掲げられました。
神谷国連代表は「障害と開発」「MDGs」「核軍縮」に関するハイレベル会合をはじめ、総会一般討論を傍聴しました。
この中で、「核軍縮に関するハイレベル会合」では、ジョン・アッシュ国連総会議長(アンティグア・バーブーダ国連大使)が、軍事費を削減し、MDGsの達成に転用する重要性を述べた上で、核廃絶とMDGsは互いに関連する課題との見解を示しました。各国政府代表の多くも核兵器廃絶の必要性を強調。核軍縮を早期に進める具体的な方策について意見が交わされました。
期間中、コスタリカ国連常駐代表部とWCRP国際委員会の共催による「ハイレベル協議――核軍縮のための世界宗教共同体」も行われ、神谷国連代表も出席しました。会議では、杉野恭一WCRP国際委副事務総長が『仏教の立場から』と題して発題。2010年にWCRPのグローバル・ユースネットワークが主導し、軍縮と開発の促進を目指し署名活動を展開した「ARMS DOWN! 共にすべてのいのちを守るためのキャンペーン」の成果などについて語りました。
(2013.10.25記載)
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