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2013年12月01日 教団付置研究所懇話会 生命倫理研究部会 宗教の死生観を軸に討議

中央学術研究所が加盟する教団付置研究所懇話会の生命倫理研究部会は12月1日、東京・文京区の東京大学で開催された「日本生命倫理学会第25回年次大会」の中でシンポジウムを行いました。

テーマは『宗教の死生観から問う現代日本の生命倫理問題――出生前診断、終末期医療、再生医療を中心に』。同懇話会メンバーら約80人が参加しました。立正佼成会から同研究所の藤田浩一郎室長が出席しました。
当日は、テーマに基づき、同懇話会のメンバー3人が発題に立ちました。この中で、天理大学おやさと研究所の金子昭教授は『再生医療』をテーマに発表。人が健康になる手段としてiPS細胞などの研究が進むことは歓迎するが、病気を患うことでいのちの尊さをかみしめるという視点も大切と指摘。病を抱えた人に寄り添い、「いのちの価値」を伝えることに宗教の役割があると話しました。
質疑応答では、医療現場における宗教の存在意義などについて意見を交わしました。

(2013.12.6記載)