教育者教育研究所主催の「創設45周年記念全国教育者研究大会(西日本)」が1月25、26の両日、大阪普門館で開催され、西日本地域の保育士、教諭ら65人が参加しました。本年次の研究所の方向性を確認するとともに、教育者の役割、使命を再確認するものです。
25日の開会式では、渡邊恭位教団顧問の祝辞に続き、北村泰章所長が川端健之理事長の祝辞を代読、同研究所の年次方針を発表しました。
このあと、公立小学校教諭のAさん=姫路教会=、特別支援学校教諭のBさん=神戸教会=が実践発表。Aさんは、子供たちは必ず素晴らしい可能性、仏性を持っているという教えを「光り輝け! 心のダイヤモンド」という学級目標として掲げ、生徒の思いを受け止め、共感を持って触れ合った体験を述べました。また、Bさんは、保護者の言葉や態度の裏側にある思いや、子供に対する強い愛情に気づいた体験などを語りました。
次いで、『多様化する個に対応できるこころの教育』をテーマに大谷津晴央芳澍女学院情報国際専門学校校長が研修。テーマ別分科会では『特別支援』『不登校』『学習指導』『職場の人間関係』『幼稚園・保育園』の5テーマに分かれ、それぞれの体験を分かち合いました。
翌26日は、『世界から見た日本の教育』と題して松浦晃一郎前ユネスコ(国連教育科学文化機関)事務局長が記念講演を行いました。松浦氏は国際感覚の豊かな子供を育てるために、まず日本の歴史文化をしっかりと学び、専門的知識や発表する能力を高める教育、英語教育、諸外国との交流などに力を注いでほしいと強調しました。
参加者の一人=岐阜教会=は、「子供や保護者に幸せになってもらいたいという志を持って日々、教育現場で活躍する仲間がいると知り、大変励みになりました」と語っていました。
なお、2月8、9の両日には東日本の教諭、保育士らを対象にした同大会が法輪閣で開催される予定。
(2014.1.31記載)
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