2014年07月04日
イラクで激化する武力衝突の被害に200万円の緊急支援を決定 現地で活動する UNHCRに寄託 一食平和基金
戦禍を逃れるため、検問所でクルド人自治区への避難を求める人々(UNHCR\R.Nuri)
立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)は7月4日、イラクで激化する武力衝突の被害に対し、200万円の緊急支援を決定しました。浄財は、現地で救援活動を展開するUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に寄託されます。
同国では、長年にわたる政情不安により治安状況が悪化しています。また、政治的な権力争いなどを背景に民族間や宗派間の対立が拡大。今年6月には、イスラーム過激派組織と政府軍との衝突が激化し、現在、約65万人が戦禍を逃れて避難生活を送っています(UNHCR調べ)。
こうした状況を受け、同運営委員会は、イラク北部のクルド人自治区で、地元政府などと協力して救援活動にあたるUNHCRへの支援を決定。浄財は、同団体が現地で実施する住居用のテントや衛生用品の配布、難民登録に向けたモニタリングを行う移動チームの設立などに役立てられます。
(2014.7.11記載)
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