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2014年08月06日 戦没者慰霊 各地で祈り捧ぐ

戦後69年を迎えた今夏、広島、長崎、沖縄で、宗教者による戦争犠牲者への慰霊祭が行われ、立正佼成会会員も多数参列しました。戦争犠牲者に思いを馳(は)せるとともに恒久平和への祈りを捧(ささ)げました。

原爆死没者慰霊祭宗教者、市民ら参集――広島

「原爆の日」を迎えた8月6日早朝、広島戦災供養会による「原爆死没者慰霊祭」が広島平和記念公園内の原爆供養塔前で挙行されました。本会からは、世界連邦日本宗教委員会平和巡礼団の一員として柳田季巳江外務グループ次長が出席したほか、鈴木孝太郎中国支教区長が参列しました。参加者は原爆犠牲者に哀悼の誠を捧げるとともに世界平和を祈念しました。
また同日、広島教会で「原爆犠牲者慰霊式」が行われ、会員約300人が参加しました。少年部員、学生部員36人が献花したあと、原爆が投下された午前8時15分に黙とう。読経供養に続き、被爆者代表が当時の凄惨(せいさん)な様子を証言しました。

慰霊祭に700人集う川端理事長が出席――長崎

「長崎原爆の日」を前に8日夕、長崎県内3教会(長崎・佐世保・諫早)が加盟する長崎県宗教者懇話会主催(主管・長崎県明るい社会づくり運動推進協議会)の「第42回原爆殉難者慰霊祭」が長崎原爆落下中心地公園で行われました。宗教者ら約700人が集い、犠牲者の冥福と恒久平和を祈りました。世界連邦日本宗教委員会副会長として川端健之理事長が参列。本会会員が運営に携わりました。慰霊祭では、同懇話会を代表して松尾法道・興福寺住職ら諸宗教者が「慰霊の言葉」を述べました。
翌9日、長崎教会で「原爆犠牲者慰霊法要」が挙行され、約100人が参集。川端理事長が講話を述べました。また同日、平和祈念像前で開かれた被爆69周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典(長崎市主催)に、本会代表として川端理事長が出席しました。

諸宗教が協力し合い祈りと平和の集い――沖縄

『沖縄から世界へひろげよう平和の祈り』をスローガンに「沖縄宗教者の会」(沖縄教会加盟)主催による「第24回祈りと平和の集い」が15日、糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂で開催されました。県内の諸宗教者をはじめ、同教会会員、市民約450人が参加。本部から外務グループスタッフが出席しました。
集いでは、パーフェクト リバティー教団の宗教儀礼にのっとって「平和の祈り」が捧げられたあと、日本聖公会と本会沖縄教会の学生3人が「誓いの言葉」を発表しました。
このあと来賓あいさつと代表献花が行われ、沖縄戦犠牲者並びに南方海域に眠る戦没者への鎮魂と世界平和を祈念しました。

(2014.8.22記載)