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2014年08月25日 第8回ACRP大会(韓国・仁川市)開催 平和実現へ、宗教者の役割など討議 大会宣言文を採択 庭野会長、共同会長に再任 新事務総長に畠山WCRP日本委事務局長


大会には26カ国から約450人が参加。民族、文化、宗教などの違いを超え、対話を通して平和への道を探りました

『アジアの多様性における一致と調和』を総合テーマに、第8回ACRP(アジア宗教者平和会議)大会が韓国・仁川(インチョン)市のソンド・コンベンシアで8月25日から28日まで開かれました。韓国での開催は1986年の第3回大会に続き2回目。大会には、26カ国から正式代表やオブザーバーなど約450人が参加し、平和実現に向けた宗教者の行動について議論を重ね、大会宣言文を採択しました。立正佼成会からは、正式代表の庭野日鑛会長(ACRP共同会長、WCRP=世界宗教者平和会議=日本委員会会長)、庭野光祥次代会長(WCRP国際共同議長、同日本委理事)はじめ本部スタッフや会員が出席しました。


全体会議では、発題や各国委員会の活動報告が行われ、問題解決に向けた宗教者の役割などについて討議されました

26日の開会式では、キム・スンゴンACRP事務総長(韓国、圓仏教)の開会宣言、諸宗教の祈りに続き、ディン・シャムスディーン同実務議長(インドネシア、ムハマディア会長)があいさつ。このあと、パク・クネ韓国大統領、ローマ教皇フランシスコはじめ9人のメッセージが紹介されました。
次いで、庭野会長、ミル・ナワズ・カーン・マルワットACRP名誉会長(WCRPパキスタン委員会会長)はじめ4人が基調発題に立ちました。
6回にわたる全体会議では、発題や各国委員会の活動報告などが行われました。今回新たにマレーシアとミャンマーがACRPに加わり、加盟国が20カ国になったことが紹介されました。
さらに三つの分科会が開かれたほか、『朝鮮半島における和解と一致』と題するワークショップも行われました。
28日には大会宣言文が採択。宣言文には、11項目の行動計画が明記されました。
会期中、全体会議で畠山友利WCRP日本委事務局長がACRP新事務総長に選任されました。共同会長には庭野会長はじめ8人が就任。
また、20カ国から61人の管理委員(うち執行委員46人)が選ばれ、日本からは川端健之理事長ほか5人が選出されました。
このあと、新管理委員会が行われ、シャムスディーン師とジャ・スンKCRP(韓国宗教人平和会議)会長が共同実務議長に就任しました。
閉会式では、キム・スンゴン氏が事務総長退任の言葉を述べました。畠山新事務総長は就任のあいさつに立ちました。
なお、25日には歓迎夕食会が催されました。青年事前会議(23~25日)、女性事前会議(25日)も開催されました。

第8回ACRP大会 仁川宣言 (仮訳・抜粋)
第8回ACRP大会での基調発題 抜粋

(2014.9.05記載)