2014年10月31日
中央学術研究所 『Philosophica Asiatica』創刊
中央学術研究所はこのほど、初期仏教や大乗仏教をはじめとするアジア圏の諸思想の研究を目的とした『Philosophica Asiatica(アジア哲学叢書)』の創刊号として「Manuscripts in the U Pho Thi Library, Sadhammajotika Monastery, Thaton, Myanmar」を発刊しました。パーリ文献協会のプルット博士・ルイス=ファルーク氏、河崎豊博士(大阪大学)と笠松直准教授・逢坂雄美名誉教授(仙台高等専門学校)の国際共同研究によるもの。
同研究所はこれまで、初期仏教聖典といった語彙・詩脚索引を中心に、「Philologica Asiatica(アジアの文献学)全28巻」を公刊してきました。
今回は仏教学研究者と情報学研究者が共同し、ミャンマー南部のタトン市に所在するサダンマジョーティカー寺院に所蔵される南方仏教経典の写本を複写した上で、自作の電子書籍編集プログラムを用いて原稿を精査し、文献目録を作成しました。
今後も研究内容をシリーズで発刊する予定。同書は仏教教理や仏教思想の研究発展に向け、広範な活用が期待されます。
(2014年10月31日記載)
アーカイブ
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
2003年
2002年
2001年