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2014年11月15日 「開祖さま生誕会」 庭野会長 互いに敬い、日々感謝で


庭野開祖の生誕、本会ご本尊の勧請、平成3年の法燈継承式典。青年女子部員たちは、この日の大切な意味をかみしめながら奉献の儀に臨みました

庭野日敬開祖の生誕を祝い、菩薩行実践の誓願を新たにする「開祖さま生誕会」が11月15日、大聖堂はじめ全国各教会で行われました。大聖堂の式典には約3800人が参集。法話に立った庭野日鑛会長は、人間が互いに敬い合うことにより人間世界の調和が保たれる、と礼拝行(らいはいぎょう)の意味合いを説きました。

式典は、東京佼成ウインドオーケストラの華麗な演奏に乗せて開幕。青年女子部員16人による奉献の儀に続き、読経供養が行われました。導師を務めた庭野光祥次代会長が「啓白文」を奏上しました。
会員代表が体験説法に立ちました。信仰三代目として法縁に触れ、父親の病気、自身の体調を原因とした転職を経験。青年サンガとの触れ合いや「青年の日」などの活動、妻のサポートを通して、与えられたことに感謝するとともに、人の役に立てる人生へと生き方を定めた心中を披歴しました。
庭野会長は法話の中で、人間が互いに礼を尽くすことにより人間世界の調和が保たれる、と述べた上で、「自らを敬える人は、人さまにも敬意を表することができる」と強調。自らのいのちの尊さに目覚めることが、人間生活の大切なポイントと指摘しました。また、仏教の「一水四見(いっすいしけん)」という言葉を紹介。同じものでも立場によって異なって見える、とその意味を説明し、「大いなるいのち」という同じ根本から生まれている人間が、たとえ見方は違っても、互いを敬い合うことが肝要と語りました。
さらに、この日が庭野開祖の誕生日であるとともに、昭和20年に本尊が勧請され、平成3年には法燈継承式典が行われた、立正佼成会にとり大切な日であると改めてかみしめ、「誓願を立てて生誕会をお祝いしたい」と結びました。

(2014年11月21日記載)