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2015年01月22日 第67回「同宗連」研修会 鎌倉でフィールドワークなど実施

「同宗連」(『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議)の「第67回『同宗連』研修会」が1月22、23の両日、神奈川・鎌倉市の臨済宗円覚寺派宗務本所などを会場に行われました。立正佼成会を含む18教団2団体から53人が参加しました。今回は、『鎌倉の部落史について』をテーマに行われました。

22日、同宗務本所で神奈川県部落史研究会の鳥山洋氏が、『被差別民史における鎌倉』をテーマに講演。このあと同氏を案内役にフィールドワークが行われました。参加者は地域の寺社や由比ヶ浜、若宮大路などを視察。被差別部落の管理に宗教が利用されていた歴史や、地域の例祭を被差別部落の首領らが担っていたことなどを学びました。
翌23日には横浜市のホテルで、根本信一・部落解放同盟神奈川県連横浜市協議会事務局長が講演。被差別部落問題だけでなく、ハンセン病(元)患者や生活困窮者など多くの差別が今なお存在している現状に触れ、「差別されている人も自分と同じ人間であり、偏見なく平等にかかわることが大事」と述べ、見方の転換が差別解消の一歩につながることを強調しました。
遠藤清門・曹洞宗神奈川県第二宗務所人権擁護推進主事による同県連の取り組み紹介の後、学びや気づきを分かち合う「分散会」などが実施されました。

(2015年1月30日記載)