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2015年01月17日 近畿支教区 「阪神・淡路大震災20年慰霊式典」 光祥次代会長が臨席 神戸教会 鎮魂の祈り捧げ 誓い新た


慰霊式典には近畿支教区の会員が参列。最後に、復興に向け神戸で歌い継がれる曲を全員で合唱しました

阪神・淡路大震災から20年を迎えた1月17日、犠牲者に慰霊の誠を捧げる近畿支教区の「阪神・淡路大震災20年慰霊式典」が神戸教会道場で営まれ、庭野光祥次代会長が臨席しました。神戸教会をはじめ11教会から1984人が参集。光祥次代会長は講話の中で、温かい触れ合いを重ね、心をととのえることが、どんな時でも自分を支える力になると述べました。根本昌廣外務部長が随行しました。


神戸市の追悼の集いに参加し、地震発生時刻の午前5時46分に祈りを捧げる光祥次代会長(神戸市中央区の東遊園地で)

6434人が犠牲となった同震災では、神戸教会の会員85人も亡くなりました。会員たちはそれぞれの20年の思いを胸に、この日を迎えました。
式典では、震災当時の様子を伝えるビデオの上映の後、新成人を中心とした青年部員62人による献灯の儀が行われました。続いて松本貢一支教区長を導師に読経供養。『慈生院法妙安阪神淡路大震災德六千余名信士信女童男童女霊位』の戒名が読み上げられました。
遺族代表11人による献花に続いて会員代表が実践の誓いを述べました。
根本外務部長のあいさつに続き、光祥次代会長が登壇。焼香したあと、講話を述べました。


東遊園地に並べられた竹灯篭の前で犠牲者の冥福を祈る会員。竹やろうそくは毎年、近隣の教会からも提供されています

光祥次代会長は震災で犠牲となった人たちに心から哀悼の意を表した後、時が流れても悲しみの完全に癒えることはないが、信仰はその悲しみを力に変えられると強調。日頃の出会いの中で、相手の仏性を拝み、温かく、優しい触れ合いを心がけることで心がととのい、どんな状況でもそうした心で人を喜ばせる生き方をすることが仏になる道であり、本当に豊かな人生であると説きました。
式典に先立ち、多くの会員は、神戸市東遊園地(中央区)で地震発生時刻の午前5時46分に合わせて行われた「神戸市震災20年追悼の集い」に参加しました。

大聖堂で慰霊法要

この日は大聖堂でも阪神・淡路大震災犠牲者の慰霊法要が厳修され、庭野日鑛会長はじめ教庁役職者らが参加しました。また、多くの教会でも慰霊供養が行われました。

(2015年1月23日記載)