紛争で傷ついた子供たちを支援する「親子で取り組むゆめポッケ」のキャンペーンが6月1日から始まります。厳しい状況下で暮らす子供たちの幸せを願い、親子でゆめポッケを作ってみませんか。
世界では紛争が絶えません。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)によると、2013年末時点で、争いや迫害から逃れ、故郷を離れて暮らす人の数は世界中で5120万人に上り、その約半数は子供です。また、家族や友人を亡くした子供、家を失って学校に通えなくなった子供も数多くいます。「親子で取り組むゆめポッケ」は、そうした子供たちを励まし、少しでも勇気づけたいと、立正佼成会の小学生、中学生が親と一緒に手作りのゆめポッケにおもちゃや文房具を詰めてメッセージカードを添え、思いやりの心とともにおくる活動です。
さらに、この活動に参加した小学生、中学生が世界の現状を学び、いのちの尊さや平和について親子で語り合って、思いやりの心を育むことも目的の一つになっています。期間中には多くの教会で、事前学習会や発送式などが行われます。
集められたゆめポッケの輸送費には、「一食(いちじき)を捧げる運動」の浄財が充てられます。「一食運動」の精神(同悲・祈り・布施)をかみしめ、おやつやジュースを我慢して一欲を節する実践をしてみてはいかがでしょう。
「親子で取り組むゆめポッケ」の概要は、次の通りです。
【キャンペーン期間】
6月1日~8月31日
【配付予定先】
アフガニスタン、レバノン、パレスチナ・ガザ地区、フィリピン・ミンダナオ島
各家庭で作られたゆめポッケは、教会から輸送業者に託され、船で配付地域に運ばれます。現地では、協力団体によって学校や難民キャンプなどで生活する子供たち一人ひとりに直接手渡されます。
◆どうやってゆめポッケを作るの?
【用意するもの】
・布……40cm×52cm
・ひも……66cm
生地はキルティングやデニムなど丈夫で厚手のものをおすすめします。ビニールやタオル地、風呂敷、浴衣は穴が開いたり、伸びたりするので避けてください。布やひもは明るい色を選びましょう。刺しゅうやアップリケ、ステンシルなどで飾り付けると喜ばれます。
◆ゆめポッケの中身は?
【特に喜ばれるもの】
ぬいぐるみ・おもちゃ、えんぴつ、消しゴム、ノート、タオル・ハンカチ、手作りカード(自分の名前を書くときはローマ字で)
このほか、クレヨン・色えんぴつ、えんぴつけずり、シール、ミニカー、ブラシ・くし、歯ブラシ、定規なども喜ばれます。
【入れてはいけないもの】
・武器や戦争を思い出させるもの(おもちゃのピストルや刀、軍服を着た人形など)
・六角形の星印が印刷されているえんぴつやノート(特定の国民に対する配慮から)
・宗教的なもの(十字架やクリスマス、ブタに関するものなど。ゆめポッケを受け取る子供たちの宗教がさまざまなため)
・危険なもの(けずったえんぴつ、ライター、マッチ、電池など)
・植物、食べ物、食べ物と間違えやすいもの
・液体、粉末状のもの(シャボン玉、石けん、シャンプーなど)
◆「ゆめポッケ」をもっと知りたい!
5月21日付の会報で各教会に配布予定の啓発用DVD『世界にたった一つのおくりもの―親子で取り組むゆめポッケ』(仮)や『親子で取り組むゆめポッケ ハンドブック』、「平成27年次『親子で取り組むゆめポッケ』実施要項」を事前学習会などでご活用ください。また、「一食を捧げる運動」のホームページ(http://www.ichijiki.org/)でも「親子で取り組むゆめポッケ」関連の情報を紹介しています。
なお、「ゆめポッケ」に参加する小学生、中学生の皆さんに入部登録の手続きをお願いしています。入部登録に関しては所属教会の少年部長にお問い合わせください。
【各種問い合わせ】
教会での教育・啓発や「トリルくん」について=青年グループ
TEL 03(5341)1661
配付先についての情報、ゆめポッケの中身、輸送業者(日本通運)について=社会貢献グループ(一食平和基金事務局)
TEL 03(5341)1034
(2015年5月 8日記載)
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