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2015年06月12日 WCRP日本委平和教育タスクフォースの「平和教育の課題と展望に関する円卓会議II」

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会平和教育タスクフォース(特別事業部門)による「平和教育の課題と展望に関する円卓会議II」が6月12日、東京・品川区の清泉女子大学で開かれ、タスクフォースのメンバーら34人が参加しました。

同会議は、家庭や社会における平和教育の現状や課題を学び、より良い平和教育のあり方を模索するものです。
セッション1では、東京家庭教育研究所のスタッフが発題。子供の心の成長と周囲の環境の関係に言及し、「善悪・良否の判断を身につけさせる」「物のいのちを大切にする」など、子供の行動や態度に親が誠実に向き合う大切さが語られました。
続 くセッション2では、絵本作家の浜田桂子氏が、日本・中国・韓国の作家の共作による絵本『へいわってどんなこと?』(童心社)を紹介。「爆弾を落とさな い」といった平和に対する具体的なメッセージが基本になっていることを解説し、それぞれの国の子供たちから寄せられた感想も発表しました。
清泉女子大学の松井ケティ教授、映像作品プロデューサーの高部優子氏が登壇したセッション3では、考え方や境遇の違う人間が生きる上で対立するのは当たり前との指摘や、非暴力の精神に基づいて対立を建設的に解決するスキルを学ぶ平和教育の必要性などが提示されました。

(2015年6月18日記載)