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2015年06月04日 清水寺貫主迎え、京都教会で「第9回開祖記念館公開講座」

「第9回開祖記念館公開講座」が6月4日、京都教会で行われ、近畿支教区の会員を中心に約1000人が参加しました。立正佼成会本部施設以外で開催されるのは今回が初めてです。本年が戦後70年の節目にあたることから、『開祖の平和への想いにふれる』をテーマに音羽山清水寺の森清範貫主、本会の佐藤益弘西日本教区長が講演しました。

佐藤教区長は、庭野日敬開祖の秘書を務めた15年間に、師の姿から学んだ三宝帰依に基づく生き方などについて言及しました。庭野開祖が車での移動中、他教団の施設の前を通る際に車中から必ず合掌礼拝していたことや、厳しいスケジュールの中でさえ、本部を参拝する会員のために大聖堂の法話に立ち続けたエピソードなどを紹介し、「サンガを尊い宝物として拝まれた姿が今も忘れられません」と話しました。
森貫主は、師匠である大西良慶元貫主と庭野開祖との親交に触れ、「和上(=大西師)は開祖先生について『在家の中にあって観音さま、仏さまの行をなさる方で、ああいう方を菩薩さまと申し上げるんだよ』と話しておられました」と述懐しました。さらに、諸宗教対話により世界平和を目指した庭野開祖の心を、サンスクリット語で「荘厳」「清浄」といった意味を持つ「梵」の字を用い、“梵心”と説明。「この“梵心”に和上が同調され、両師の心が一つになったのです」と語りました。

(2015年6月11日記載)