2015年06月16日
新宗連が自民党の憲法改正草案に対し意見書 現憲法の「平和主義」尊重を要望
新宗連(新日本宗教団体連合会)はこのほど、保積秀胤理事長(大和教団教主)名の「自由民主党・日本国憲法改正草案に対する意見書」をまとめ、宮本惠司常務理事(妙智會教団法嗣)が6月16日、東京・千代田区の衆議院第二議員会館で船田元・自民党憲法改正推進本部長に手渡しました。立正佼成会の赤川惠一外務グループ次長(新宗連憲法研究会座長)が同席しました。
意見書では「憲法に国民の義務を記さないこと」「『個人』を『人』と書き変えないこと」「『信教の自由』を保障し、『政教分離原則』を堅持すること」「『公益及び公の秩序』を憲法に盛り込まないこと」「平和主義を守ること」の五項目を特記。改正草案の第二十条、第八十九条では、現憲法が堅持してきた政教分離の原則が損なわれる可能性があると指摘しているほか、同草案にある「国防の義務」の削除、現憲法の「平和主義」の尊重を要望しています。
当日、宮本常務理事は船田氏に対し、意見書の要点を説明。文書による回答を要請しました。
(2015年6月25日記載)
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