紛争や対立で傷ついた世界の子供たちを支援する活動として、立正佼成会の小学生、中学生がおもちゃや文房具を袋に詰めておくる「親子で取り組むゆめポッケ」(主管・青年グループ、社会貢献グループ)のキャンペーンが8月31日、終了しました。
6月1日からの期間中、全国の教会で活動の概要や「一食(いちじき)を捧げる運動」について学ぶ事前学習会が開かれたほか、各家庭を中心にゆめポッケ作りが進められました。キャンペーンの終盤には、各地で発送式や梱包(こんぽう)作業が実施されました。
小松教会では8月20日、少年部員、青年婦人部員ら19人が家庭で作ったゆめポッケを持ち寄り、箱詰めを実施しました。参加者は、ゆめポッケの中身を確認したほか、会員から寄せられた文房具などに自作のメッセージカードを添え、袋詰め作業を行い、120個のゆめポッケを段ボールに収めました。
少年部員(7)は、「お母さんとお店に行き、自分のお小遣いでおもちゃを買いました。このゆめポッケを喜んでくれたらうれしい」と話しました。
282個のゆめポッケが集められた船橋教会では、21日に発送式を実施、少年部員とその親など約70人が参加しました。ゆめポッケをご宝前に奉納し、導師、脇導師を少年部員が務め読経供養。続いて啓発用DVDを観賞しました。ゆめポッケを梱包したあとトラックの荷台に積み込み、出発の様子を見守りました。
青年婦人部長(39)は、「ゆめポッケの段ボールを一生懸命に運ぶ少年部員たちを見て、遠い国の友達を思いやる心が育っていると感じられました」と語りました。
全国から寄せられたゆめポッケは、今後、アフガニスタン、レバノン、パレスチナ・ガザ地区、フィリピン・ミンダナオ島に輸送され、現地の協力団体を通じて子供たちに手渡されます。
(2015年9月 3日記載)
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