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2015年10月08日 一食平和基金 コンゴ大地震に緊急支援 現地で活動するJCFAに寄託


屋根が崩落したジャポニカ・メディカル・センター内の様子(写真提供・JCFA)

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=沼田雄司教務局長)はこのほど、8月7日に中央アフリカ・コンゴ民主共和国のキブ湖を震源とする大地震(マグニチュード5・8)と、同19日に同国ムウェル湖を震源とする大地震(マグニチュード5・6)の被害に対し、300万円の緊急支援を決定しました。現地で医療・教育事業を行う日本コンゴ友好協会(JCFA)に浄財が寄託されます。

国連人道問題調整事務所(OCHA)の発表では同14日の時点で、地震によって5人が死亡、67人が負傷、1757棟の家屋や学校等が崩壊し、約1800世帯が避難生活を余儀なくされていると伝えました。同国政府の意向で、教会や学校など公的施設の修復工事が優先的に行われています。
一方、被害が大きかった同国カタナ村で、地域住民に医療サービスを提供するためにJCFAが設けたジャポニカ・メディカル・センターが半壊。入院患者の多くは内戦による避難民で、転院費用もなく、同センターにとどまっています。政府からの援助は期待できない状況です。
こうしたことを踏まえ、同運営委員会はJCFAへの支援を決定。JCFAは、建設作業員や住民、ボランティアらと協力し、同センター内の瓦礫(がれき)撤去、屋根や天井、壁などの修復工事を計画しており、浄財はこうした復旧活動に役立てられます。

(2015年10月 8日記載)