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2015年10月31日 「こころ ひとつに」プロジェクト 南相馬市の「絆診療所」に義援金300万円

東日本大震災の復興を支援する立正佼成会「こころ ひとつに」プロジェクト(推進本部長=沼田雄司教務局長)はこのほど、福島・南相馬市の「絆診療所」に義援金300万円の寄付を決定しました。同診療所の新築開所式が開かれた10月31日、久保木伸浩原町教会長が訪れ、遠藤清次所長に義援金(目録)を贈呈。同プロジェクト事務局長の東靖憲教務グループ次長が同行しました。

同診療所は、南相馬市立小高病院院長だった遠藤医師が、東京電力福島第一原子力発電所から20キロ圏内にある小高区の住民から要請を受け、私財を投じて2012年5月に同区の住民約4000人が避難する鹿島区に開設。診療活動、仮設住宅の住民へのサロン活動を行ってきました。また、2年前から杉並教会が加盟する「杉並明るい社会づくりの会」が同診療所で傾聴ボランティアを実施。同教会会員も住民と交流を深めています。避難者を対象にした診療活動の充実を図るため、今回の支援が決定しました。
31日、同診療所の開所式前、久保木教会長が会員から寄せられた浄財であることを説明し、義援金(目録)を遠藤医師に手渡しました。遠藤医師は、謝意を表し、地域のために役立てたいと語りました。
開所式であいさつに立った遠藤医師は、「仮設の診療所を始めたとき、この日を迎えられるとは思いもよりませんでした。困難に直面しても応援してくれる人が現れ、多くの人の善意で診療所が新築できました。体の続く限り、地域のために尽くしたい」と述べました。

(2015年11月 5日記載)