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2015年11月03日 UUAオールソウルズ教会との「平和交流プログラム」 広島教会会員が渡米

立正佼成会広島教会の一行(団長・鈴木孝太郎教会長)26人が11月3日から9日まで、米国を訪れ、UUA(ユニテリアン・ユニバーサリスト協会)のオールソウルズ教会(ワシントン)との「平和交流プログラム」に参加しました。

オールソウルズ教会は、原爆投下から2年後、広島の子供たちに机やいす、文房具、運動用品などを贈り、これを機に広島の小学校や孤児院などと交流が始まりました。本会とUUAのつながりにより、広島教会の親交が深まり、昨年はオールソウルズ教会のメンバーが広島を訪れました。
一行は6日から8日まで、オールソウルズ教会のメンバー宅にホームステイし、互いの文化や宗教観について語り合い、交流を深めました。
8日、オールソウルズ教会で、平和学習プログラムが開催され、広島教会会員(76)が被爆体験を発表。原爆で家が崩壊し、生き埋めになったこと、原爆孤児となった夫の食糧難やいじめなどの苦しみを語りました。
次いで、アメリカン大学のピーター・カズニック教授が『原爆投下は必要だったというアメリカ神話の正体を探る』をテーマに基調講演。カズニック教授は、多くの米国民が広島、長崎への原爆投下で戦争を終結させたという“神話”を信じ、原爆の使用を正当化していると指摘しました。一方、同教授は当時の米政府が旧ソ連をけん制するために原爆を使ったとの見解を示し、戦争を終結させる目的ではないと強調。原爆は人類絶滅の脅威であり、それを行使する権限を政治指導者に委ねることはできないと述べました。
このあと、UUA国連事務所のブルース・ノッツ所長、平和・軍縮運動団体「ピース・アクション」のケヴィン・マーティン専務理事、NPO法人「ヒロシマ宗教協力平和センター(HRCP)」前理事長の土橋道子さん(74)=広島教会=が、核廃絶に向けた取り組みを紹介しました。

(2015年11月19日記載)