2015年12月17日
WCRP日本委「フクシマコミュニティづくり支援プロジェクト」第3期支援先発表
WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会は12月17日、「フクシマコミュニティづくり支援プロジェクト」の2015年度第3期支援先を発表しました。同プロジェクトはWCRP日本委の震災復興支援事業の一環としてスタート。東京電力福島第一原子力発電所の事故による避難生活が長期化する福島県をはじめ、全国の市町村で同県に関係する地域コミュニティの再生や活性化を図る活動を展開する自治体やNGO(非政府機関)など9団体に、計178万円を寄託しました。
支援先の中で、同県郡山市で活動する「Yクリエイト」は、東日本大震災と原発事故の記憶を後世に語り継ぐため、被災者一人ひとりの経験を「自分史」として伝え残す「ふくしま自分史プロジェクト」を実施。また同市のNPO法人「ウェッブストーリー」では、原発の廃炉作業にあたる作業員への支援として、福島給食センターで使用するランチョンマットの製作に取り組みます。このほか北海道や山形県でも、NGOなどが福島県から避難する家族を対象に小物作りのワークショップや農作業体験などを通した交流会を展開。放射線の影響で帰宅困難な人々に、憩いの時間を提供します。
(2016年1月14日記載)
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