JANIC(国際協力NGOセンター)主催、立正佼成会一食(いちじき)平和基金共催による「第1回NGO組織強化大賞」の表彰式が1月19日、東京・千代田区のちよだプラットフォームスクウェアで行われ、部門賞を受賞した4団体の中から「エイズ孤児支援NGO・PLAS」が大賞に選ばれました。NGO40団体から約100人が参加。同基金運営委員会の根本昌廣委員長の代理として峯坂光重委員が出席し、秀島くみこ事務局長が同行しました。
本会一食平和基金とJANICは昨年から、NGOの組織強化や人材育成を継続的・計画的に実施できる体制づくりを支援しようと、「NGO切磋琢磨(せっさたくま)応援プロジェクト」を実施しています。同賞の創設もこの目的の一環です。組織運営に優れたNGOを表彰するとともに、受賞団体の発表事例を通して参加者が学びを深め、各組織の目標や任務の達成につなげてほしいと企画されました。
当日は、JANICの谷山博史理事長(日本国際ボランティアセンター代表理事)のあいさつに続き、4部門の表彰式が行われました。昨年11月までに応募のあった10団体の中から、「経営・戦略」部門賞に「ハンガー・フリー・ワールド」、「働き方改善」部門賞に「PLAS」、「担い手育成」部門賞に「ウォーターエイドジャパン」、「女性スタッフの登用・活躍」部門賞に「ACE」が選出され、各団体に賞金10万円が贈呈されました。また、「クロスフィールズ」「公益法人に関するNGO連絡会」には審査員奨励賞が贈られました。
この後、部門賞を受賞した4団体が組織運営の向上の取り組みを発表。この中で、アフリカのエイズ孤児への教育支援やエイズ予防活動を進めるPLASの小島美緒事務局長は、徹底した業務の効率化によって、現地との調整や国内での広報活動などに集中でき、このことで寄付収入が3倍に増えて現地事業の拡大につながった実績を紹介しました。
各発表に基づくグループ討議後、参加者による投票の結果、PLASの大賞受賞が決定。峯坂委員から表彰状と賞金10万円を手渡された小島事務局長は、「受賞を励みに、課題を共有する他団体と学び合いながら、より良い社会の実現に努めたい」と喜びを語りました。
(2016年2月 4日記載)
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