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2016年02月19日 一食平和基金運営委 中村副委員長が比・ミンドロ島を視察

フォコラーレ運動の記念行事出席のためフィリピン入りしていた立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会の中村記子副委員長は2月19日、フィリピン・ミンドロ島東ミンドロ州バコ村を訪問、同基金が今年1月に支援を行った台風被害の現場を視察しました。

昨年12月14日、サマール島北部をはじめ同国の広範な地域を台風27号が直撃。各地で洪水や土砂崩れに見舞われ、死者42人、負傷者24人、行方不明者4人など甚大な被害をもたらしました。特に、先住民族のアランガン・マンギャン族が暮らす同村の被害は大きく、多数の家屋が倒壊し、農地の損壊も生じました。こうした状況を受け、同運営委員会は、現地で救援活動にあたるサン・ロレンソ・ルイス小学校バコ校に100万円の緊急支援を行いました。
同校では、被災者に食糧や毛布を提供したほか、風で吹き飛ばされた家屋を修繕。土砂崩れで流された共有農地にはバナナの苗木やジャガイモ、ナスなどを新たに作付けする支援を行いました。今後も順次、蚊帳などを配布する予定です。
同村を訪れた中村副委員長は、同校のロサリーナ・M・ヴァレントン校長の案内で村内にある住民共有の農地を視察。同校では住民の感謝の手紙、児童による歌が披露された後、支援物資として寝具用のゴザを児童、住民ら100人に手渡しました。

(2016年3月 3日記載)