「新佼成ビル」の建設に伴う地鎮式が3月30日、佼成ビル(東京・杉並区和田2丁目)敷地内の建設予定地(駐車場跡地)で行われました。川端健之理事長はじめ教団役職者、株式会社佼成出版社および立花産業株式会社の社員が出席。設計を請け負う株式会社入江三宅設計事務所の宮本良明代表取締役所長をはじめ建設関係者が参列しました。
佼成出版社と立花産業が業務活動を行ってきた佼成ビルは昭和44年、「人を救い世を立て直す」との庭野日敬開祖の願いをもとに、法華経精神を社会に弘(ひろ)め、多くの人に伝えることを目的に建設されました。以来、機関紙誌の発刊や出版活動、布教物品の製作・販売、保険事業など、教会や会員の布教支援を担ってきましたが、建物の老朽化のため、教団創立80周年に向けた環境整備計画の一環として「新佼成ビル」の建設が検討されました。
工事期間は平成29年2月までを予定。鉄筋コンクリート造りの4階建てで、1階には立花産業、2階から4階には佼成出版社、さらに3階には国際伝道部、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会、アジア宗教者平和会議(ACRP)事務局、4階には伝道メディアグループが入居し、立正佼成会の対外活動の拠点としての役割を担います。
当日は約100人が出席する中、川端理事長を導師に読経供養が行われました。続いて、株式会社錢高組の高木康雄作業所長を先導に、川端理事長、佼成出版社の水野博文代表取締役社長、立花産業の平野吉信代表取締役社長による「散供(さんく)の儀」、川端理事長、宮本所長、錢高組の錢高久善取締役副社長による「鍬(くわ)入れの儀」が行われました。
次いで、宮本所長と錢高副社長があいさつ。この中で宮本所長は、「新たな佼成ビルを中心に社員の皆さまが『和』となり、気持ちよく仕事に取り組むとともに、地域と一層の交流が生まれるよう、総力を結集して取り組みます」と述べました。
最後に川端理事長が謝辞に立ち、「新佼成ビルには、世界平和の実現に向けて法華経精神を社会に発信するという、本会の使命を支えるエンジン部門が集結します。新たな施設を十分に活用し、世のため人のために尽くさせて頂きましょう」と話しました。
(2016年4月 7日記載)
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