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2016年04月08日 感謝を胸に「降誕会」 かけがえのない いのちを見つめて

釈尊の生誕を祝う「降誕会」式典が4月8日、大聖堂で挙行され、国内・海外から会員約3900人が参集しました。法話に立った庭野日鑛会長は、釈尊降誕の意義に触れ、生きとし生けるもの全てが等しく尊いと強調。神仏によって生かされているいのちに感謝する尊さを説きました。全国の各教会も8日を中心に式典を開いたほか、商店街や駅頭、公共施設などに花御堂(はなみどう)を設けて灌仏(かんぶつ)を市民に呼びかけるとともに、「花まつり」の意義やいのちの尊さをPRしました。


みやびやかな衣装に身を包んだ稚児が大聖堂周辺を練り歩きました(8日 本部)

大聖堂の式典では、インドの民族衣装サリーに身を包んだ全国青年女子部員16人による奉献の儀に続き、庭野光祥次代会長を導師に読経供養が行われました。導師灌仏の後、稚児総代の葛飾教会会員(5)と港教会会員(5)が稚児讃歎(さんたん)文を奏上。佼成育子園の園児14人が、桜の枝をかたどった遊具を手に持ち、遊戯を披露しました。
この後、会員を代表して西条教会青年婦人部長(39)が体験説法。病床に伏した兄を介護する中で、家族が心を一つにし、助け合う心、感謝の心の大切さに気づいた体験を披歴しました。一人ひとりのいのちの尊さ、信仰で得た学びや喜びを婦人部の仲間に伝えたいと語りました。
聖壇上で灌仏した後、法話に立った庭野会長は、仏から与えられたいのちの尊さに言及。呼吸や血液の循環などは、人間が生きる限り、意識せずにとどまることなく繰り返される行為と説明した上で、宗教的に考えると人間は神仏のおかげで生かされており、一日に何回、そうしたことに感謝するかが一つの信仰観になる、と説きました。
また、全てのいのちは等しく尊いものであり、自らのいのちの尊さに気づくことによって、人のいのちの尊厳を大切にすることができると述べ、自他のいのちの尊さをかみしめ、仏性を礼拝(らいはい)し合う重要性を強調しました。
式典後、大聖堂4階ホールから一乗宝塔まで、稚児83人が「おねり供養」を行いました。


稚児や会員たちが花の種を付けた風船100個を飛ばしました(3日 下田)


釈尊降誕を祝う創作劇『The Birth』を青年部が上演(3日 杉並)


蒲田駅前の商店街をパレードして花まつりを市民にPR(3日 大田)


10日、立正佼成会国際仏教教会(IBC)は法輪閣で「国際花まつり」を開催

(2016年4月14日記載)