2016年04月25日
一食平和基金運営委 エクアドル地震でWFPに支援金500万円を寄託
壊滅的被害を受けたエクアドル沿岸の町(写真提供Diario Comercio Ecuador)
立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会は4月25日、南米・エクアドル北西部沿岸のムイスネ近郊を震源として同16日(日本時間17日)に発生した大地震(マグニチュード7.8)の被害に対し、500万円の緊急支援を決定しました。現地で救援活動を行う国連WFP(世界食糧計画)に浄財を寄託します。
エクアドル政府の発表(24日時点)によると、死者654人、負傷者1万6000人以上で、行方不明者は58人に上ります。軍や警察関係者1万3000人以上が瓦礫(がれき)の下に取り残された人々の救助や被災者への支援に当たっていますが、700回を超える余震に阻まれ活動は難航しています。
また、震源地周辺や西部マナビ州など太平洋沿岸地域を中心に7000棟近くの住宅が全半壊し、およそ2万6000人が仮設の避難所やテントでの生活を余儀なくされています。各地で交通網は寸断され、孤立した地域では食糧や医薬品などが不足しています。
こうした状況を踏まえ、同基金運営委は、エクアドル政府の要請を受けて避難所や病院にいる被災者4万5000人に食糧支援を展開する国連WFPへの拠出を決定。浄財は、今後、新たに26万人の被災者に対し支援を開始する国連WFPを通じて、栄養強化ビスケットなどの食糧支援や、食品店で使用可能な食糧引換券の給付に役立てられる予定です。
(2016年5月 6日記載)
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