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2016年05月11日 森川第二百五十七世天台座主の就任祝う 披露の集いに光祥次代会長が出席

天台宗の森川宏映第二百五十七世座主の就任を披露する「傳燈相承式(でんとうそうじょうしき)」が5月11日、比叡山延暦寺根本中堂で営まれ、同日午後、京都市内のホテルで「傳燈相承披露の集い」が催されました。「集い」には宗教界、政財界などから約800人が参集。立正佼成会から庭野日鑛会長の名代として庭野光祥次代会長、川端健之理事長、佐藤益弘西日本教区長が出席しました。

森川座主は1925年、愛知県に生まれました。36年に得度受戒し、比叡山の山林保護のため、京都大学農学部に進学しました。延暦寺副執行、一隅を照らす運動会長などを歴任。前座主の半田孝淳師の遷化に伴い、昨年12月14日に次席探題から天台座主に就任しました。
集いであいさつに立った森川座主は熊本地震に触れ、宗祖・最澄(伝教大師)の「己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」の言葉を引用。「天台宗は、悲しみに打ちひしがれている人々に絶えず慈悲の手を差し伸べていかなければなりません」と述べました。
この後、光祥次代会長は、森川座主はじめ宗教者など15人による鏡開きに登壇。就任を慶祝しました。
なお、集いでは、庭野会長の祝電が披露されました。

(2016年5月19日記載)