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2016年05月15日 バチカン諸宗教対話評議会のアユソ次官が大聖堂であいさつ

バチカン諸宗教対話評議会次官のミゲル・アンヘル・アユソ・ギクソット司教と世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際共同会長のムハンマド・アル・サマック博士が5月15日、立正佼成会本部を訪れ、アユソ司教が大聖堂での「釈迦牟尼仏ご命日(布薩=ふさつ=の日)」式典で、あいさつに立ちました。両師は、庭野光祥次代会長と共に「アブドッラー国王宗教・文化間対話のための国際センター」(KAICIID)の理事を務めます。今回、ハイレベル国際コンサルテーションへの出席のため来日しました。

アユソ司教は、1965年の第二バチカン公会議後に発表された『ノストラ・エターテ(我らの時代に)』に言及し、「他宗教を尊重し共に歩むことを呼びかけた同宣言は、今なおカトリック教徒の心に響いています。互いに祈り合うことで全ての人々は兄弟姉妹と気づき、人類が大きな家族として共に生きることができる」と諸宗教対話の重要性を強調しました。
さらに同公会議でのローマ教皇パウロ六世と庭野日敬開祖との出会いに触れながら、「カトリック教会と立正佼成会は、今日もしっかりと手を携え、人類共通の善のために対話を進める取り組みに協力している」と語りました。
なお、バチカン諸宗教対話評議会では同日、大聖堂でのアユソ司教のスピーチを『立正佼成会との出会い』と題して、バチカン記者室を通じて公表しました。

(2016年5月19日記載)