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2016年05月31日 一食平和基金 マラウイ、モザンビークの干ばつ被害に300万円を寄託

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=根本昌廣宗教協力特任主席)は5月31日、マラウイとモザンビーク両国の干ばつ被害に対し、総額300万円の支援を決定しました。現地で救援活動を行うマラウイ赤十字社(MRCS)に200万円、モザンビークの共同体開発キリスト教協会(ACRIDEC)に100万円が寄託されます。

昨秋から今年3月にかけ、世界各地で大規模な干ばつが発生しました。特に両国が位置するアフリカ南東部は深刻な水不足に見舞われ、とうもろこしなど作物の収穫量が激減しました。国連機関によると、マラウイで300万人、モザンビークでは150万人が食糧危機に瀕(ひん)しています。今後、病の蔓延(まんえん)などが懸念され、早急な支援が必要とされています。
こうした状況を受け、マラウイでは、MRCSがチクワワ県で取り組む栄養不良児への給食配布や手洗いを促す衛生指導、学校で栽培する作物の種の購入費などに同基金の浄財が充てられます。
またモザンビークでは、ACRIDECが、ガザ州で展開する食糧支援のほか、干ばつに強い野菜の種を被災者に提供し、それを基にした農作業プログラムなどに浄財が役立てられる予定です。

(2016年6月16日記載)