激しい雨が降る中、益城町を訪れた庭野会長。被災した会員から地域の状況について説明を受けました
庭野日鑛会長は6月28日、「熊本地震」の被害を受けた熊本県を訪問し、熊本、八代両教会の会員を励ましました。また、この地震で震度7を記録した益城(ましき)町を訪れ、被災地の状況を視察しました。当日は、熊本教会道場と「火の国ハイツ」、八代教会道場に延べ1185人の会員が参集。この中には、地震後、初めてサンガと会うことができた会員も少なくありませんでした。各会場で庭野会長は、震災後に教えを支えに生活してきた会員の体験を聞き、法話を述べました。川端健之理事長、佐藤益弘西日本教区長、東靖憲教務部部長が同行しました。
「七転び八起き」の力が一人ひとりに
度重なる地震と大雨に不安を抱えて過ごしてきた会員たち。庭野会長の姿に安堵(あんど)と喜びの表情が広がりました(熊本教会)
6月下旬、熊本県は連日、記録的な大雨に見舞われました。この日も朝から、被災地には台風並みの激しい雨が降り続けました。
「日本は震災の多い国です。『七転び八起き』という言葉がありますが、私たちの先祖は、七回転んでも八回起き上がる努力を重ね、今日の日本を築き上げてきました。熊本も立ち直ってくださると信じております。自身の心が流されないように、お互いに心を整えてまいりたいと思います」
庭野会長は、各会場に集った両教会の会員たちにこう語りかけ、一人ひとりに「七転び八起き」の力があることを繰り返し説きました。
同日朝、熊本入りした庭野会長は、671人が参集する熊本教会(柴垣多加志教会長=南九州支教区長)を訪問しました。教会道場では、代表3人が震災の体験と功徳を発表。この中で、一人の会員は約2カ月にわたる教会道場での避難生活と、不安な中でも教えとサンガの支えにより感謝が持てるようになった体験を語りました。庭野会長は3人の発表を聞き、会員たちに励ましの言葉を送りました。
その後、4月14日(前震)と同16日(本震)の二度にわたって震度7を記録した益城町を訪れ、多くの住宅の屋根にブルーシートが張られるなどの被災地の現状を視察。全壊した熊本教会の会員宅に足を運び、震災当時の様子など直接状況を聞きました。
午後には、熊本教会の大津、阿蘇、山鹿(やまが)など7支部の会員242人が集う「火の国ハイツ」(熊本市東区)を訪問。代表2人の震災の体験と功徳の発表に耳を傾けました。
この後、八代教会(河村伊津子教会長)に移動。「熊本地震」では、同教会の包括地域でも住宅損壊などの被害が発生し、震災後しばらくは、教会道場で会員のほか、近隣住民が避難生活を送りました。
当日は272人が参集。代表3人による体験の報告と功徳の発表が行われました。
翌29日、庭野会長は福岡市内で南九州支教区の8人の教会長と懇談しました。
熊本地震の被害は八代教会の包括地域でも発生。庭野会長は、各人に「七転び八起き」の力があることを説き、激励しました
「火の国ハイツ」には阿蘇や大津など7支部の会員が参集。庭野会長は、代表者による震災の体験と功徳の発表に耳を傾けました
(2016年7月 7日記載)
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