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2016年07月07日 スリランカ豪雨被害 一食平和基金から200万円を支援 


5月中旬にスリランカ全土を襲った豪雨により、河川の水位が上昇。国内各地で浸水、土砂災害が発生しました(写真提供=AMDA)

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=根本昌廣宗教協力特任主席)はこのほど、スリランカで発生した豪雨被害に対し、総額200万円の支援を決定しました。現地で救援活動を行う本会スリランカ教会に50万円、NPO法人アムダ(AMDA)に150万円が寄託されます。

5月15日から3日間にわたり、同国各地が豪雨に見舞われました。同国最大の都市であるコロンボの北東に位置するケゴール地区で発生した大規模な地滑りが二つの村を直撃するなど、各地で洪水や地滑りが相次ぎ、約34万人が被災。死者、行方不明者は200人を超えます。現在、同国政府はじめ国連機関やNGOが被災者の支援活動を行っています。
こうした状況に鑑み、本会スリランカ教会ではガンパハ県フヌピティヤ地区の被災した約100世帯を対象に、生活再建のための支援を決定。汚泥をかき出すための用具、生活用品の提供に、同基金が活用されます。
一方、AMDAは医療機関の不足する地域での医療活動を計画しているほか、今後、蔓延(まんえん)が懸念されるマラリアやデング熱など伝染病の予防に関する健康教室も実施します。さらに、洪水被害を受けた学校の井戸の修復、学用品の支援も予定されており、こうした活動に浄財が役立てられます。

(2016年7月 7日記載)