News Archive

2016年07月03日 佼成武徳会 創立六十周年記念武道大会 庭野会長 礼儀作法の大切さ語る


開会式であいさつに立った庭野会長。武道を通じて心身を鍛錬するよう励ましました

武道を通じた青少年の健全育成、心身鍛錬を目的に設立された佼成武徳会(会長=澤田晃成総務部部長)の「創立六十周年記念武道大会」が7月3日、佼成学園中学・高等学校の体育館で開催されました。同会剣道部・柔道部や他団体から214人が参加しました。

1956年、立正佼成会発祥の地・修養道場にほど近い、中野区弥生町に「交成武徳館」が建設されました。翌年には、佼成武徳会が発足。当初は本部職員を中心に稽古に励んでいましたが、62年からは地域住民を受け入れ、共に鍛錬に努めてきました。
93年、武道場が第二団参会館地下に移転し、現在、剣道・柔道の両部合わせて332人が日々、稽古に励んでいます。
2005年には、剣道の修練を通じた青少年育成の取り組みが高く評価され、同会剣道部に財団法人日本剣道連盟から「少年剣道教育奨励賞」が贈られています。
大会当日は、名誉会長を務める庭野日鑛会長があいさつ。庭野日敬開祖が同会発足に込めた願いに触れ、武道の精神を通じ、礼儀作法を身に付ける大切さを語りました。
この後、柔道と剣道に分かれて試合が行われました。柔道大会では11団体の小学生133人が学年別に個人戦や団体戦に出場。試合の合間には、世界柔道選手権金メダリストの棟田康幸氏による柔道教室が開かれました。
一方、剣道大会では、武徳会部員による礼法や素振りなど基本作法を競う「基本動作の試合」、年代別のリーグ戦とトーナメント戦を実施。木刀や真剣を用いた公開演武の披露や招待試合(団体戦)も行われました。
「佼成武徳会A」チームで大将を務め、団体戦3位の成績を収めた杉並教会会員(12)は、「相手が懐に入って来た瞬間に打つコツや連続技を増やすことなどを先生方から教えてもらいました。もっと練習して次の大会では優勝したい」と語りました。

(2016年7月 7日記載)