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2016年11月20日 「一食ユニセフ募金」贈呈式 市民の真心 世界の子どもたちの健康回復に

全国の青年部員らが今年、街頭などで取り組んだ「一食(いちじき)ユニセフ募金」の贈呈式が11月20日、「青年幹部会」の席上、大聖堂で行われ、桐生教会少年部長(35)から日本ユニセフ協会の東郷良尚副会長に目録が手渡された。募金総額は4235万467円に上る。

本会では昨年から『母と子の こころとからだに栄養を』をテーマに掲げ、活動を展開。3カ月間のキャンペーン期間(「青年の日」を含む4月1日〜6月30日)を中心に、年間を通じて街頭募金やバザーを実施し、市民に協力を呼び掛けてきた。
贈呈された浄財は、ユニセフが世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会と連携して行う、リベリアでの「内戦とエボラ出血熱で影響を受けた子どもの心のケア」、シエラレオネでの「エボラ出血熱の影響を受けた子どものケア」、グアテマラで子どもの慢性栄養不良を防ぐため、妊産婦や助産師を指導する「母乳育児の推進と栄養習慣改善」事業などに充てられる。
当日は、桐生教会青年女子部長(32)が活動にあたっての体験を発表。世界の飢餓の現状や「一食を捧げる運動」の意義を学ぶことで、熱意を持って募金を呼び掛けることができ、市民の真心からの協力に心から感謝できた喜びを語った。
あいさつに立った東郷副会長は、38年にわたる本会の支援に謝意を表し、3カ国の事業内容に触れながら、募金による浄財が、困難な状況にある子どもの支援に生かされていると報告。子どもたちが明日への希望を持てるよう、彼らの奪われた日常と安心して暮らせる場所の回復に努めたいと話し、今後も変わらぬ協力を要請した。

(2016年11月24日記載)